名古屋、奥松島で起きた殺人事件を繋ぐもの。それは名古屋の名家に伝わる古い仙台箪笥だった。事件解明を依頼された浅見光彦は、箪笥から見つかった謎の漢詩に注目し、その意味するところを解こうとする。そんな中、ある閃きが光彦を襲う。