小旋風の夢絃
春秋後期の衛国。小柄な十五歳の少年・小旋風は、盗掘を生業とする養父に育てられた。彼は盗掘の最中、生きているようにしか見えない、数百年前の少女の亡骸を発見する。彼女は伝説の楽器と思われる、華麗な琴とともにあった。その直後、落盤事故がー。小旋風は自分の唯一の武器である言葉を使って琴を売り、大金を手に入れようと決意する。第9回小説現代長編新人賞受賞作。
春秋後期の衛国。小柄な十五歳の少年・小旋風は、盗掘を生業とする養父に育てられた。彼は盗掘の最中、生きているようにしか見えない、数百年前の少女の亡骸を発見する。彼女は伝説の楽器と思われる、華麗な琴とともにあった。その直後、落盤事故がー。小旋風は自分の唯一の武器である言葉を使って琴を売り、大金を手に入れようと決意する。第9回小説現代長編新人賞受賞作。