父が不審な交通事故死をとげ、大学生の“僕”はそのときから「僕を知る」旅に出た。父の遺した一行だけの遺書「本当はお前も連れていきたかった」は何を意味するのか?推理作家でもある伯父の不可解な行動。“僕”の中に流れる殺人鬼の血。密室殺人事件ののち、驚愕の真相が。書下ろし新本格推理・三部作完結。 1991/04/01 発売