高杉晋作(上)
吉田松陰に十八歳で出会い教えを乞い以降維新革命に尽瘁、二十八歳でこの世を去った高杉晋作。その尊王倒幕の運動によって盤石の徳川幕府はついにゆらぎ、倒壊は時間の問題となったのだ。時代を駆け抜けた傑出した人間の型破りの青春の客気を、晋作自身の視点を通じ描く断然面白い新しい歴史小説の誕生。
関連小説
高杉晋作(下)高杉晋作(下)
「志士は頸首所を分つ事を恐れず、溝壑に填まり長く終に反ることを得ず」-。松陰の言う死をむかえた高杉晋作。行年二十七年と八カ月。その若すぎた死にはあらゆる伝説が生み出される。時代を読む確かな眼、破天荒な実行力、そして客気。世界は晋作のような英雄の出現を待っていたのだ。 1997/09/15 発売
高杉晋作高杉晋作
吉田松陰門下である高杉晋作は、諸外国からの圧迫を目のあたりにして、日本の危機を痛感する。そこで彼は、長州藩の海軍力増大を目指し、身分にかかわらない「有志」による奇兵隊を結成した。討幕派の中心となって奮闘する晋作だが、肺結核を患い、志半ばにして斃れる…。激動期、明治維新に尽くした救世主・高杉晋作の、波瀾の生涯を描く、傑作伝記小説。 1998/07/20 発売