「筋のとおった話は虫が好かねえ」旗本の三男に生まれ、先祖も父も「ばか者」と切り捨て家を出た、岡っ引・半介が活躍する表題作。凶作に苦しむ村人を尻目に米をたらふく食らう村役。それに腹を立てた村の男は、驚きの復讐法を考えた「口増やし」他、全7編。