マンチュリアン・リポート
昭和三年六月四日未明、張作霖を乗せた列車が爆破された。関東軍の暴挙に激怒した昭和天皇の密命を受けて、若き軍人が綴った「満洲報告書」で明かされる「真相」とは? 該博な知識と丹念な取材に裏打ちされた浅田史観で、闇に葬られた昭和史最大のミステリーを追う。絶好調『蒼穹の昴』シリーズ第4部。(講談社文庫)
これを読まずして昭和史は語れない!
張作霖はなぜ爆殺されたのかーー瞠目の新史観で、闇に葬られた「真相」に迫る!
昭和三年六月四日未明、張作霖を乗せた列車が爆破された。関東軍の暴挙に激怒した昭和天皇の密命を受けて、若き軍人が綴った「満洲報告書」で明かされる「真相」とは? 該博な知識と丹念な取材に裏打ちされた浅田史観で、闇に葬られた昭和史最大のミステリーを追う。絶好調『蒼穹の昴』シリーズ第4部開幕。
序章
満洲報告書 第一信
鋼鉄の独白 1
満洲報告書 第二信
鋼鉄の独白 2
満洲報告書 第三信
鋼鉄の独白 3
満洲報告書 第四信
鋼鉄の独白 4
満洲報告書 第五信
鋼鉄の独白 5
満洲報告書 第六信
鋼鉄の独白 6
終章
満洲報告書 第七信
関連小説
爆殺ーーその朝、英雄の夢が潰えた。 『中原の虹』完結から3年。 剛胆にして繊細。優しくて非情。 流民の子から馬族の長にのしあがり、 ついには中国全土をも手に入れかけた 稀代の英雄・張作霖の、壮絶なる最期。 浅田次郎、14年ぶりの書き下ろし長編小説。 昭和3年6月4日未明。張作霖を乗せた列車が日本の関東軍によって爆破された。 一国の事実上の元首を独断で暗殺する暴挙に、 昭和天皇は激怒し、誰よりも強く「真実」を知りたいと願ったーー。 「事件の真相を報告せよ」。昭和天皇の密使が綴る満洲報告書。 そこに何が書かれ、何が書かれなかったか。 いま解き明かされる「昭和史の闇」。 息を呑む展開、衝撃の「真相」、限りなく深い感動、 ーー傑作長篇小説の誕生! 2010/09/17 発売