小説むすび | 畦と銃

畦と銃

畦と銃

出版社

講談社

発売日

2014年4月16日 発売

“最強の農夫”、“樹上で叫ぶ少女”、“絆で結ばれた牧童たち”が、破壊された農地、山林、牧場を再生すべく蜂起する!!--地図から消えたところで、ミナギの魂は死にはしねえ。怪童・真藤順丈が呼び醒ます、あまりにも力強く、心強い消滅の物語。


“最強の農夫”、“樹上で叫ぶ少女”、“絆で結ばれた牧童たち”が、破壊された農地、山林、牧場を再生すべく蜂起する! あまりにも力強く、心強い消滅の物語。

ー百姓の百ある業のひとつめ、一は一揆だぜ。
第一次産業の村、ミナギ。この地には拳銃があり、自らの畦を超えて乱暴を働く“あぜやぶり”たちがいた。茅葺き屋根が寄り合う退屈な村・ミナギ。悪どい手段で村を変えていく地主と”ネオ農”との争いを描く「拳銃と農夫」。
ー本物のロックは、ずぇぇったいに山を守る!
林野庁の女性職員が樹上で叫び訴える「第二次間伐戦争」。
ー生きてる証拠ならいくらでもあげる
全て壊すという選択は、全て造り直すという選択。
謎の襲撃者から牧場を守るティーンエイジャーの「ガウチョ防衛線」
第一部では農業、第二部では林業、そして第三部では畜産に命を捧げる“あぜやぶり”たちが、かけがえのないもののために蜂起する。
怪童・真藤順丈が圧倒的な才能とセンスで描き尽くした、ハードボイルド第一次産業小説!
第一部 拳銃と農夫
 一、農村の音
 二、猪男の襲撃
 三、百姓には百の仕事がある
 四、血の田んぼ
 五、世界の果てのカカシ
 六、天災と人災
 七、老農のため息
 八、おやすみ寄合
 九、黄金の夜の蜂起
 十、晩秋
 十一、あぜやぶり、ここに眠る
第二部 第二次間伐戦争
 一、光の降る山
 二、REAL FOREST-ROCK FESTIVAL
 三、開戦の狼煙
 四、感取り
 五、おばあちゃんと杣
 六、ウッドマンの間伐戦争
 七、ともに天をいただかず
 八、山のロックンロール
 九、祝祭のあと

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP