奇面館の殺人(上)
季節外れの吹雪で孤立した館、奇面館。主人影山逸史に招かれた六人の客はそれぞれの仮面を被らされた。前代未聞の異様な状況下で、事件は進展する。主人の〈奇面の間〉に転がっていたのは、頭部と両手の指を切り落とされた凄惨な死体。六人の仮面には鍵がかけられていた。名探偵・鹿谷門実の圧巻の推理が始まる!
プロローグ
第一章 四月の吹雪
第二章 六人の招待客
第三章 未来の仮面
第四章 奇面の集い
第五章 二重身の刻
第六章 眠りの罠
第七章 惨劇
第八章 閉ざされた仮面
第九章 同一性の問題