喧嘩猿
生きて、死ぬだけ。幕末アウトロー揃い踏み! 時は幕末。十六歳の捨吉は名刀・池田鬼神丸と自分の左眼を奪った「黒駒の勝蔵」を追って故郷を飛び出す。千に一つの島破りを成功させた伝説のやくざ「武居の吃安」と出会った彼は、やがて凄絶なる戦いの渦に巻き込まれてゆく。「森の石松」が次郎長の子分となる前の若き姿を描くアウトロー講談小説登場!
生きて、死ぬだけ。
幕末アウトロー揃い踏み!
時は幕末。十六歳の捨吉は名刀・池田鬼神丸と自分の左眼を奪った「黒駒の勝蔵」を追って故郷を飛び出す。千に一つの島破りを成功させた伝説のやくざ「武居の吃安」と出会った彼は、やがて凄絶なる戦いの渦に巻き込まれてゆく。「森の石松」が次郎長の子分となる前の若き姿を描くアウトロー講談小説登場!
黒駒の勝蔵、武居の吃安、法印大五郎、佑天仙之助……
迷いなく純粋な十六歳の森の石松が出会った男たち。
講談<ライブ>×小説<エンタメ>の新ジャンル
序
第一章 秋葉山
第二章 身延道
第三章 三嶋宿
第四章 籠坂峠
第五章 黒駒村
結
〈参考文献〉
所感を述ぶ(永田秀次郎)