へこたれない人 物書同心居眠り紋蔵
しがない小役人の山本庄蔵は葵の御紋が付いた提灯や長持を使って、ひと儲けを画策する。お上に知られた庄蔵に下されるのは「江戸払い」か「御扶持召放」か? 差し戻された裁決は、紋蔵のもとに。紋蔵が悩まされるなか当の庄蔵はちょこまか江戸を動きまわり、聞きしに勝る図太さで、へこたれない。表題作含む8編収録の人気捕物帖第12弾。人気の紋蔵シリーズ読み応え充分の新展開!
音羽者の知恵
へこたれない人
夢見る夢之助
牛込原町名主支配離れ願い一件始末
へこたれない人(その二)
帰ってきた都かへり
青菜に塩の冷汗三斗
それぞれの思いやり