小説むすび | ある殺人者の回想

ある殺人者の回想

ある殺人者の回想

著者

勝目梓

出版社

講談社

発売日

2016年3月15日 発売

七十六歳で故あって二度目の殺人を犯し四年、いま獄中にある男は静かに語り始める。昭和初頭、炭鉱の島に生まれ坑夫となった緒方一義は隣人を殺し、一度目の獄につながれた。彼が手にかけた男の妻と交わし続けた手紙にこめた想いとは?遠ざかりゆく昭和という時代と数奇で凄絶な人生が見事に描かれる。

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