図書館の魔女 第一巻
鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女(ソルシエール)」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。超弩級異世界ファンタジー全四巻、ここに始まる!
第一部 山賤ノ里、一ノ谷 図書館の魔女と手の中の言葉
1 やまざとでのさいごのいちにち
2 しゅったつのときはちかづく
3 ここからさきはひとりでいきなさい
4 ほんをよんでいるときにはなしかけては
5 わたしのいっていることがわかっているか
6 それにきがついていたのはまじょのほう
7 とけいまわりにおりていくこと
8 かすかなそけいのかおり
9 うえにみつくびがまっています
10 みつくびはめをほそめてねめつけていた
11 まじょのすまいはまるでろうごくかとりでか
12 まじょがてがみをかいているところをみる
13 きりひとのてならいがはじまった
14 あたらしいしゅわをつくる
15 あらゆることがぶんけんにのっている
16 すーくにおりるみちじゅんがちがう
17 なかにわのいどにはいらせてもらう
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