小説むすび | 峠越え

峠越え

峠越え

著者

伊東潤

出版社

講談社

発売日

2016年8月11日 発売

弱小の家に生まれ、幼少期を人質として過ごした家康は、織田と同盟を組むが、家臣同然の忍従を強いられる。信長の命で堺にいるとき、本能寺の変が起きた。三河へ戻るには、明智の追っ手から逃れ、敵が潜む伊賀を越えねばならぬ。杓子定規の石川数正、武田の家臣だった穴山梅雪ら、部下たちもくせ者揃い。己の凡庸さを知る家康は、四面楚歌の状況から脱出できるのか? 本能寺の大胆仮説もふくむ大仕掛け、注目の著者の歴史小説!
第一章 持たざる者
第二章 獅子身中の虫
第三章 まな板の鯉
第四章 窮鼠の賭け

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