まるまるの毬
親子三代で菓子を商う「南星屋」は、 売り切れご免の繁盛店。武家の身分を捨て、職人となった治兵衛を主に、出戻り娘のお永と一粒種の看板娘、お君が切り盛りするこの店には、他人に言えぬ秘密があった。愛嬌があふれ、揺るぎない人の心の温かさを描いた、読み味絶品の時代小説。吉川英治文学新人賞受賞作。
カスドース
若みどり
まるまるの毬
大鶉
梅枝
松の風
南天月
解説 澤田瞳子
関連小説
まるまるの毬まるまるの毬
お君ちゃん、今日の菓子はなんだい?江戸は麹町の菓子舗「南星屋」。繁盛の理由は、ここでしか買えない日本全国、名菓の数々。若い時分に全国修業に出、主の治兵衛が自ら歩いて覚えた賜物である。娘のお永、孫のお君と親子三代、千客万来。でもこの一家、実はある秘密を抱えていて……。思わず頬がおちる、読み味絶品の時代小説! お君ちゃん、今日の菓子はなんだい? 江戸は麹町の菓子舗「南星屋」。 繁盛の理由は、ここでしか買えない日本全国、名菓の数々。 若い時分に全国修業に出、主の治兵衛が自ら歩いて覚えた賜物である。 娘のお永、孫のお君と親子三代、千客万来。 でもこの一家、実はある秘密を抱えていて……。 思わず頬がおちる、読み味絶品の時代小説! 「たかが菓子だ。そんな大げさなものじゃねえさ」 武士から転身した変わり種 諸国の菓子に通ずる店の主・治兵衛 「お団子みたく、気持ちのまあるい女の子になりなさい」 菓子のことなら何でもござれ 驚異の記憶力を持つ出戻り娘・お永 「お菓子って、面白いわね、おじいちゃん」 ただいま花嫁修行中! ご存じ、南星屋の”看板娘”・お君 カスドース 若みどり まるまるの毬 大鶉 梅枝 松の風 南天月 2014/06/25 発売