小説むすび | 女王(下)

女王(下)

女王(下)

出版社

講談社

発売日

2017年10月13日 発売

古代史研究家であった妻、加奈子から、父の日記を手渡された荻葉史郎。父の春生は「自分はまちがいなく南北朝の末期にも生きていた」と記し、また、燃えさかる炎のような瞳をもつ女王、卑弥呼のもとにいたことをも詳細に記録していた。壮大な歴史の渦に呑み込まれた父と息子の軌跡を描く、連城ミステリーの精華。

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女王女王

戦後生まれの荻葉史郎の中にある東京大空襲の記憶。だが彼を診察した精神科医・瓜木は思い出す、空襲の最中にこの男と出会っていたことを。一方、史郎の祖父・祇介は旅先で遺体となって発見された。邪馬台国研究に生涯を捧げた学者の祖父は、なぜ吉野へ向かい、若狭で死んだのか? 瓜木は史郎と彼の妻・加奈子と共に奇妙な記憶と不審な死の真相を探る旅へ。だが彼らに立ちはだかったのは、魏志倭人伝に秘められた邪馬台国の謎!? 東京大空襲、関東大震災、南北朝時代、そして邪馬台国…… ある男の奇妙な記憶と、女の告白、ひとりの老人の不審死が 壮大な歴史の謎へと導く。 「序章を拝読したときに、どこへ連れて行かれるのだろうと驚いた」(田中芳樹) 戦後生まれの荻葉史郎の中にある東京大空襲の記憶。だが彼を診察した精神科医・瓜木は思い出す、空襲の最中にこの男と出会っていたことを。一方、史郎の祖父・祇介は旅先で遺体となって発見された。邪馬台国研究に生涯を捧げた古代史研究家の祖父は、なぜ吉野へ向かい、若狭で死んだのか? 瓜木は史郎と彼の妻・加奈子ととともに奇妙な記憶と不審な死の真相を探る旅へ。だが彼らに立ちはだかったのは、魏志倭人伝に秘められた邪馬台国の謎であった。 衝撃の展開、男女の情愛…… 連城ミステリのすべてが織り込まれた傑作! 序章  5 一章  66 二章  290 三章  411 終章  518 解説 香山二三郎  526 特別収録<最後のインタビュー> 「男と女の物語」に魅せられた作家生活ーわが人生最高の10冊ー 連城三紀彦(構成・朝山実)  529 連城三紀彦さんのことについて 朝山実  533 2014/10/29 発売

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