レベル96少女、不穏な夏休み
市子は、同級生の葛葉芹香、田口楓と生まれて初めて遊園地へやって来た。絶叫マシンにティーカップ、お化け屋敷。アトラクションを回るうち、三人は位相の違う場所に辿りついてしまう。シリーズ短編4編を収録。
おかっぱ頭で黒縁眼鏡、一見地味な中学生・出屋敷市子。しかし眼鏡を外せば、緑色の瞳をした美少女。そのうえ彼女神から遣わされた妖怪の類が80以上もついている、まったく平凡ではない14歳。人とは違う出自の彼女には、実は普通の経験がまったくないのだった。
「地獄の釜の蓋が開く」とは「鬼だって盆は休む」という意味である
正体を知らなくても恋愛はできる
大切なものは目に見えないと言うのは簡単だけど
貴方の人生は私のものではないのか
参考文献