罪と罰
貧しさ故に高利貸しの老婆を殺し、その金品を盗んだ苦学生・ラスコーリニコフ。彼が編み出した天才的な理論は、彼を高らかな成功へと導くはずだった。だが彼の犯したちょっとしたミスは、捜査を担当する予審判事の追及をゆるす事になる。聖女・ソーニャと出会い、予想もできなかった自身の良心の呵責に苦しむラスコーリニコフ。哲学書であり、ミステリーであり、恋愛小説。ドストエフスキーによって描かれた傑作長編を超一級のエンタテインメントとしてまんが化!
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ルージンの卑劣な工作により窮地に立たされたソーニャを弁護したラスコーリニコフは、その後ついに彼女に罪の告白を…。贖罪をうながすソーニャに、彼はつぶやく。「もしかすると、ぼくはまだ人間で、しらみではないのかもしれない…」(全三冊完結)。 2000/02/16 発売
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19世紀、酷暑のペテルブルグ。戸棚のような小部屋で鬱々と暮らす貧乏学生ラスコーリニコフは、ある夕暮れ時、高利貸しの老婆を斧で叩き殺す。「非凡人は凡人の法律や道徳を踏み越えてもいい」という論理に基づく凶行だったが、犯行の後、激しい苦悶がのしかかるー。人間存在の意味を問う壮大な物語の幕開け。 2008/11/22 発売
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目の前にとつぜん現れた愛する母と妹。ラスコーリニコフは再会の喜びを味わう余裕もなく、奈落の底に突きおとされる。おりしも、敏腕の予審判事ポルフィーリーのもとに出向くことになったラスコーリニコフは、そこで背筋の凍るような恐怖を味わわされる。すでに戦いは始まっていた。 2009/02/20 発売