“ちぐさ台団地の星”と呼ばれたかつての甲子園球児、要介護の親を田舎に抱えるキャプテン、謎多き老人・カントク、そして夫に“捨てられた”洋子と娘の香織ー草野球チームを通して交錯する「ふつうの人々」の人生を鮮やかに描ききった傑作長編小説。