小説むすび | 群衆心理

群衆心理

群衆心理

すべては正義感から始まったー。敏腕の刑事弁護人ロベスピエール。貧しいがゆえに盗みに手を染めた者、無実の罪を着せられても抗弁できない弱き者。見事な弁舌で、それら数多くの被告人を救い“貧者の弁護人”として評判を得ていた。社会の矛盾を正すため、弱者、貧者を救うため、熱狂する人の群れを操る彼が革命の末に見た風景はどのようなものだったか?産業革命以後、世界は「群衆の時代」に突入する。“それは熱狂と残酷と理性的判断を失っていく大衆が主導する社会である”と喝破したル・ボンの名著を、一人の冷徹な知性を持った人物を主人公に描ききる!

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