小説むすび | 蓬莱橋雨景 九頭竜覚山 浮世綴(二)

蓬莱橋雨景 九頭竜覚山 浮世綴(二)

蓬莱橋雨景 九頭竜覚山 浮世綴(二)

出版社

講談社

発売日

2018年8月10日 発売

深川の大店両替屋の娘が蓬莱橋から身を投げた。日本橋の両替屋との祝言を控えた評判の小町娘だった。その夜、二件の押込み強盗があり、独り暮らしの妾と質屋の七名が殺されたと、九頭竜覚山は北町奉行所の柴田喜平次から聞く。覚山は、雨の夕刻、大店の娘がひとりでいたのが気にかかった。

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