小説むすび | 夜の歌 上

夜の歌 上

夜の歌 上

昭和四十年、心臓発作で入院した日に私はゴーストと出会った。彼女はベッドに横たわる私に「吐息の交換」を迫り、「最高塔」に登りつめることを強いてきた。目覚めると、私は満洲の避難列車の中にいた。まるでタイムトラベルのように、少年時代の追体験が始まり…。なかにし礼、人生と音楽の集大成小説!

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