小説むすび | 揺籠のアディポクル

揺籠のアディポクル

揺籠のアディポクル

出版社

講談社

発売日

2020年10月14日 発売

孤立した無菌病棟に、少年と少女。
翌朝、一人だけになった。

ウイルスすら出入り不能の密室でーー
彼女を誰が殺した?

☆☆☆

『ジェリーフィッシュは凍らない』の著者による
甘く切ない青春の痛みをまとった
本格ミステリ

☆☆☆

半人形ーーそれがコノハの最初の印象だ。
隻腕義手の痩せた少女が、タケルのただひとりの同居人だった。
医師の柳や看護師の若林とともに、病原体に弱い二人を守るはずだった無菌病棟、通称《クレイドル》。
しかし、ある大嵐の日、《クレイドル》は貯水槽に通路を寸断され、外界から隔絶される。
不安と焦燥を胸に、二人は眠りに就き、
ーーそして翌日、コノハはメスを胸に突き立てられ、死んでいた。

外気にすら触れられない彼女を、誰が殺した?

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP