アメリカを捨て日本に移り住んだ作家は、故国に残した母の死を抱えて中国の最果て、チベット高原へと赴く。一千年の祈りの地でたどる、死と再生の旅。言葉と記憶が響きあう、越境文学の達成。国と国、言葉と言葉の“間”を旅する作家がたどりついた世界の臨界点。
人を殺した少年はどうすれば罪を贖えるのか!犯した「罪」の重さに値する「罰」とは何か。いま、その答えを問う。 2004/04/15 発売