青嵐の譜
第20回「小説すばる新人賞」受賞第一作。渾身の書き下ろし長編小説。-文永11年(1274年)、アジア全土を揺るがす蒙古軍が、九州北方、玄界灘に浮かぶ、壱岐の島を襲撃した。「小説すばる新人賞」の新鋭が描く、「元寇」に巻き込まれた若者達の青春群像劇。
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青嵐の譜(上)青嵐の譜(上)
鎌倉時代の半ば。玄界灘に浮かぶ壱岐島で、幼なじみの二郎と宗三郎は、浜に流れ着いた一人の少女を発見する。少女の名は麗花。母国の高麗を追われ、親を失っていた。三人は島で兄妹のように育つが、やがて蒙古の大軍が壱岐を襲い、過酷な運命に巻き込まれてゆく。何のために生き、誰のために戦うのかー元寇という巨大な時代の嵐に立ち向かう若者たちを描いた、魂を揺さぶる歴史大長編。 2012/08/21 発売