小説むすび | マザー

マザー

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出版社

小学館

発売日

2014年8月5日 発売

人気漫画家・楳図かずおのもとに、彼の生い立ちを本にしたいという企画が持ち込まれる。担当編集者の若草さくらは、かねてから楳図の大ファンで、この企画は彼女自身が強く熱望するものであった。さくらは取材で楳図から話を聞くうちに、その創作の原点にはすでに亡くなっている母・イチエの存在が大きく影を落としていることに気づく。生まれ故郷を訪ね、さらに詳しく楳図の生い立ちを調べるさくらだったが、彼女の周囲で次々と怪異現象が起こる。恐怖漫画の巨匠・楳図かずお氏が七十七歳にして初めてメガホンをとった話題の最恐ホラー映画を完全ノベライズ。

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5つの短編に待ち受ける、予想外の驚愕の結末! あなたはもう、以前の家族には戻れない。衝撃の令和の家族像。 「母という禍、家庭という地獄。 ひょっとして獄吏は自分自身なのかもしれない」 ーー中島京子(小説家) <崩壊する家族を描く、衝撃の連作短編集!> セメタリー ワンピース ビースト エスケープ アフェア <書評家も絶賛> 「よくぞこの全人類にとって厄介で気になりすぎる母という存在を描き切ってくれた。不謹慎なほどの面白さ!」--マライ・メントライン 「作者がエールを送っているのは、母という名の女性たちなのだ。母親という呪縛に囚われている、すべての女性たちなのだ」--吉田伸子 母と娘の関係性はたくさん書かれているが、これは、母とかつて母だったものとの物語だ。 アニメのような三世代家族から独立して家庭を持った青年が、コロナ禍の間に立て続けに身内が亡くなった実家に久々に帰る「セメタリー」、過労によるうつ病で医師の仕事をやめて離婚した兄から、その身を案じながら亡くなった母の一周忌を前に再婚の知らせが届く「ワンピース」、娘が嫁いで一人残された高齢女性が、やがてマンション内で鞘当てが起きるほどに華やかに変貌していくさまを管理人の目から見た「アフェア」など、「母」という名に隠された一人の女性としての“本当”の姿を描き出す、直木賞作家渾身の家族小説! 2024/08/28 発売

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