小説 Sエスー最後の警官ー(1)
警察庁特殊急襲捜査班、通称NPS始動!
警察組織においてテロや人質立てこもり事件等の特殊事案を担当するSAT、SITに続く”第3のS”として誕生した通称NPS(警察庁特殊急襲捜査班)。既存の”S”と異なるのは、犯人を生きたまま「確保」することを目的とする点だ。
神御蔵一號(かみくら・いちご)は、プロボクサーを引退後、23歳で警察官になった異色の経歴の持ち主で、発足間もないNPSの突1(突入第一班)にスカウトされる。高い運動神経と瞬発力を誇るが、周囲の状況や危険を顧みずに現場に飛び込んでいく向こう見ずな一面がある。
蘇我伊織(そが・いおり)は、「神業」と言われる狙撃力をもつSAT随一のスナイパー。神御蔵とは対照的に、洞察力に優れ、冷静沈着な性格だ。
「俺はすべてを護ると決めたんだ。被害者の命も、加害者の命も、そしてこの国の治安もーー。己が命を盾として、分け隔てなくすべてを護る。そのために俺たちはここにいる。それがNPSだ」
”すべてを護る”ことを理想とする神御蔵と、あくまでも”制圧”を目指す蘇我ーー相反する考えをもつ二人の男の物語が始まる。
大人気漫画『S-最後の警官ー』を完全ノベライズ!
【編集担当からのおすすめ情報】
原作は『海猿』や『DOG POLICE』を手がけた小森陽一氏。警察を舞台にした骨太のエンターテインメント作品です。
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自殺幇助をする「神父」とは何者か…!? 警察組織において、テロや誘拐などの特殊事案を担当するSAT、SITに続く”第3のS”として作られた新部隊、NPS(警察庁特殊急襲捜査班)。その目的は、どんな凶悪犯でも殺さずに「確保」することだ。 NPSの突1として熱い理想に燃える神御蔵一號のもとに、あくまでも犯人の「制圧」を目指すSAT随一のスナイパー・蘇我伊織が異動してくる。そんな折、自殺者の傍からナイクラッド弾が見つかるという事件が続発する。浮上してきたのは、「神父」というハンドルネームの人物で……!? 同名の人気漫画のノベライズ第2弾! 【編集担当からのおすすめ情報】 向井理、綾野剛ほか出演の連続ドラマ『S-最後の警官ー』(全国TBS系列日曜劇場)も大人気。映画化決定でますます目が離せません! 2014/03/06 発売