小説むすび | かきつばた/無心状

かきつばた/無心状

かきつばた/無心状

出版社

新潮社

発売日

1994年7月1日 発売

著者は知人の家で池の中にかきつばたの狂い咲きを見た。が、見たものはそれだけではなかった。水面には女の死体が浮いていたのだー終戦時の混乱を描いて鬼気迫る「かきつばた」。早稲田の貧乏学生の著者は田舎の兄に送るつもりだった無心状を、あろうことかレポートと取り違えて敬愛する師・吉田絃二郎に提出してしまったーほのぼのと心なごむ青春回想記「無心状」。名品全15編。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP