小説むすび | 鬼怒川

鬼怒川

鬼怒川

出版社

新潮社

発売日

1980年5月25日 発売

鬼怒川のほとりにある絹の里・結城。貧農の娘チヨは、紬織りの腕を見込まれて、16歳で日露戦争生き残りの勇士のもとに嫁いだ。気のいい婚家の人々の中で、彼女は幸せになれるかに思われた。しかし、夫も、太平洋戦争から復員した息子も、そして孫までも“黄金埋蔵伝説”にとり憑かれ、悲惨な運命を辿る…。戦争の傷跡を背負いながら精一杯たくましく生きたひとりの女の生涯を描く。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP