小説むすび | 写楽・考

写楽・考

写楽・考

著者

北森鴻

出版社

新潮社

発売日

2008年2月1日 発売

歴史に不滅の名を刻みつつも、いまだヴェールに厚く覆われたままの、東洲斎写楽。蓮丈那智は、古文書の調査の訪れたはずの四国で、その浮世絵の知られざる秘密へ足を踏み入れることに(表題作)。憑代、湖底遺跡、奇怪な祭祀。異端の民俗学者は、堆積する時代に埋没してしまった死者の囁きに、今日も耳を傾け続けるー。あなたの知らぬもう一つのニッポンを描く、本格ミステリ集。

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