小説むすび | 空蝉の花

空蝉の花

空蝉の花

出版社

新潮社

発売日

1993年8月25日 発売

鴨川の河原に描かれた見事な花形絵。池坊中興の祖・二代専好は、その絵を描いた少年に類稀な立花の才を認め、自らの跡を継がせようと心中決意した。跡目を争う専好の弟・専存と高弟衆の敵意を尻目に、真摯に花道を追求する大住院以信。壮大かつ華麗な立花で勇名を馳せながらも、江戸初期に確立しつつあった家元制度の前に、夢破れ悲運の生涯を終えた花道界の天才の生を描く歴史長編。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP