小説むすび | 黒頭巾旋風録

黒頭巾旋風録

黒頭巾旋風録

出版社

新潮社

発売日

2005年6月1日 発売

時は天保。蝦夷地では、情けを忘れた武士や利に溺れる商人が、民を苦しめていた。森に大河に血涙が流れる。彼らの非道、断じて許さぬ!青年は起ちあがった。闇色の装束を身にまとい、栗毛の駿馬を操り、悪党どもに鞭をふるう。瞳に宿すは、破邪の炎。北の果て、つむじ風の如く駆けめぐる、黒頭巾。彼が蒔いた正義という名の一粒の種は、荒野に実るのか?痛快時代小説、見参。

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