茜さす(上巻)
E女子大学4年の友田なつみは、夏休みに訪れた吉野で会社社長、泉と出会った。卒論・就職活動と忙しい日々の中、なつみの脳裏にはなぜか時折泉の姿が浮かぶ。妊娠を苦にした友人の自殺にあい、女性に厳しい就職の現状を経験したなつみは、万葉の時代を風のように駆けぬけた一人の女帝に目を向け始めた…。歴史と現代が交差する地点で女性の生き方を見つめる著者初の長編現代小説。
E女子大学4年の友田なつみは、夏休みに訪れた吉野で会社社長、泉と出会った。卒論・就職活動と忙しい日々の中、なつみの脳裏にはなぜか時折泉の姿が浮かぶ。妊娠を苦にした友人の自殺にあい、女性に厳しい就職の現状を経験したなつみは、万葉の時代を風のように駆けぬけた一人の女帝に目を向け始めた…。歴史と現代が交差する地点で女性の生き方を見つめる著者初の長編現代小説。