小説むすび | クリコフの思い出

クリコフの思い出

クリコフの思い出

著者

陳舜臣

出版社

新潮社

発売日

1989年1月1日 発売

香港の一流ホテルの空室で、スラブ系の西洋人が殺された。被害者はバンコクのソ連大使館員で、腕ききのKGB謀報官であったことが判明する。しかも使用された毒物は漢方系の極めて特殊なもの。「私」と中垣は、共通の知人で、しばらく消息を絶っている薬学者クリコフの仕業だと睨むがー。網の目のように張りめぐらされた伏線が読者を推理の陥穽に陥れる表題作などミステリー8編。

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