小説むすび | やっとこ侍

やっとこ侍

やっとこ侍

出版社

新潮社

発売日

1993年3月25日 発売

低い扶持にあえいでいても、こころはいつもサムライ。十年のうち九年は百姓暮らし、一年だけ赤錆だらけの槍を担いで日光山警護にあたる八王子槍組千人同心・鷹取俊太郎。後に陰の御庭番・信濃屋芳兵衛となり、将軍の耳目となって活躍した男の元服後の筆下ろしを描く表題作をはじめ、江戸時代の底辺を担って生きた下級武士たちの心意気を無類のユーモアとペーソスで綴る時代短編集。

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