御庭番秘聞
八代将軍吉宗が創設し、自らの耳目として諸国の情報収集に当たらせた「御庭番」。川村修就は、出世の遅れた父から御庭番を世襲し、手柄を挙げようと張り切るが、ともすればずっこけがち。しかし、新潟湊の抜荷探索という大命を授かると、薩摩の女密偵を閨房の秘術でたらしこみ、まんまと極秘情報を入手。薩摩の密貿易を摘発し、初代新潟奉行を下知された。御庭番シリーズ登場。
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将軍直属の「御庭番」とは。八代将軍吉宗が創設した「御庭番」の家筋に生まれた川村修就。将軍直属の監察官として不正摘発や情報を収集。その見識が認められて、新潟湊における抜荷探索の密命が修就に下った。気鋭が放つ渾身の長篇力作。 1990/05/01 発売