君と読む場所
鈴川有季は、職場体験に図書館を選んだ。一緒に実習する森田麻友は、隣のクラスだが記憶にない。まして繊細で無口な女の子と話すきっかけなど考えつくはずもなかった。ところが、時代小説『さぶ』が二人の距離を近づけることに…。一方、年の離れた「友だち」である七曲老人が引き籠もりになってしまう。彼の心の扉を開くため、有季はある本を届けるがー人と本を繋ぐ物語。
鈴川有季は、職場体験に図書館を選んだ。一緒に実習する森田麻友は、隣のクラスだが記憶にない。まして繊細で無口な女の子と話すきっかけなど考えつくはずもなかった。ところが、時代小説『さぶ』が二人の距離を近づけることに…。一方、年の離れた「友だち」である七曲老人が引き籠もりになってしまう。彼の心の扉を開くため、有季はある本を届けるがー人と本を繋ぐ物語。