カカノムモノ3
母なる女神よ俺の声は届いていますか? 生きることに前向きになり始めた碧だったが、一方で相棒の桐島の元に不穏な影が迫っていた。彼の過去を無遠慮に暴き立てるその人物の目的もわからないまま、桐島は追い詰められていく。あえて遠ざけられた碧は、従兄の涼から、カカノムモノを呪いから解放するための衝撃的な方法を告げられる。はたして碧はどんな決断を下すのか。そして呪いの意味とは──。シリーズ最終巻。
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いいでしょう。その悩み僕が食べてあげましょう。坂口麻美は悪夢を見ていた。怪物に追われ、殺されかける夢だ。使えない後輩に、人を馬鹿にする同僚、図々しい肉親。不愉快なものに囲まれる日常に疲れすぎているせいだろうか? 「いいえ。それはあなたの罪です」突如現れた美貌の青年・浪崎碧はそう告げた。--時に人を追い詰めてまで心の闇を暴き解決する”カカノムモノ”とは何者か。全く新しい癒やしと救済の物語、ここに誕生。 2017/04/28 発売