小説むすび | 火の旅

火の旅

火の旅

出版社

新潮社

発売日

2007年2月25日 発売

互いの人生が一度きりのものであることを思うと、拒めなかった-。恋人殿村への思いを激しく抱きつつ、光子はその人生に殿村と同様に深く匕首を刺し込んで来る文学作品の主人公を辿る旅へと立つ。作品は梅崎春生の「幻化」。鹿児島から、熊本、阿蘇へ。火の国を歩く光子が見たものは…。恋愛と文学の炎を重ねる長編小説。

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