小説むすび | 青を風に晒して

青を風に晒して

青を風に晒して

出版社

新潮社

発売日

1987年11月1日 発売

医家の次男で法律を学びフェンシング部に所属する青年は、五年前に母親を失う。今や若い義母が家に君臨している。青年は彼女のいちいちの言動や振舞いに言い難い疼きをおぼえる。やがて義母と通じたことが父に知られ、対決の時がおとずれる。青年は自らの出生の秘密を訴えて父を詰り、緑が氾濫する早朝に家出を敢行する。青春期の真只中にいる若者を行動に駆りたてるものは何なのか?一青年の内面と行為を活写する!

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