小説むすび | ひっ

ひっ

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出版社

新潮社

発売日

2012年8月10日 発売

ヤクザの見習い、フィリピン逃亡、クラブのボーイ、売れっ子作曲家を経て、半島でひとり隠棲する伯父の「ひっさん」は、身内で唯一の大人の男だった。おれは社会に出たものの、万年正月のような家庭内乞食に墜ち、あぶく銭を手に入れ、インドネパールを彷徨う。が、悟りも開けず帰国したら…。自由と自堕落、人の生き死にをとことん描く、天衣無縫の傑作長篇。

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