小説むすび | 少年給仕

少年給仕

少年給仕

出版社

新潮社

発売日

1992年7月1日 発売

昼は北海道庁給仕、夜は夜間中学生。昭和18年4月、15歳の真柴仙吉少年の新たな生活が始まった。油絵、詩歌、バイオリン…。次第に芽生えていく芸術への憧れ、そして初恋。だが、悪化の一途をたどる戦況が少年の心を揺さぶる-。札幌を舞台に戦時下の青春を描いた表題作と、終戦後、シベリアで抑留され今なお戦争の傷痕を抱えながら、ひとり山奥の温泉の管理人を続ける老人を描いた「じねんじょ」の2篇を収録。

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