小説むすび | 江戸一新

江戸一新

江戸一新

『家康、江戸を建てる』の数十年後…「大江戸」と「小江戸」をつくった男の人間ドラマ。明暦3年(1657)1月、江戸が燃え尽きた。のちに言う「明暦の大火」である。日本史上最大、世界史的に見ても有数の焼失面積と死者数を出したこの大惨事に立ち上がった男がいた。代官の息子に生まれながら、先代将軍・家光の小姓から立身出世を遂げた老中・松平伊豆守信綱。その切れ者ぶりから「知恵出づ(伊豆)」と呼ばれた信綱は、町奴・花川戸の長兵衛を「斥候」として使いながら、「江戸一新」に乗り出す。

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