小説むすび | 残光そこにありて

残光そこにありて

残光そこにありて

著者

佐藤雫

発売日

2025年6月20日 発売

2027年大河ドラマ『逆賊の幕臣』の主人公に決定!

幕末を生きた天才的能吏の壮絶な生涯を描く傑作。


黒船の来航により、あらゆる価値観が変化していく幕末動乱期。

日本に「関税」という概念すら存在しないこの時期に、ひとりその重要性に気付き、諸外国を驚嘆せしめた男がいた。

旗本・小栗忠順。

武士でありながら、政治・経済の才覚を持つこの男は、外国奉行や勘定奉行を歴任。

幕臣たちに忌み嫌われる「上野介」を名乗り、勝海舟や十五代慶喜と対立しながらも、

幕府財政を再建のために、国内外を奔走する。

やがて訪れる戦乱。誰もが保身に奔る中、それでも忠順は、後の世のことを諦めない。

彼を突き動かすのは旗本としての矜恃、そして何より、大切な妻との約束であった。

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