落花は枝に還らずとも(上巻)
幕末の会津藩に、「日本一の学生」と呼ばれたサムライがいた。公用方として京で活躍する秋月悌次郎は、薩摩と結び長州排除に成功するも、直後、謎の左遷に遭う…。激動の時代を誠実に生きた文官を描く歴史長篇。新田次郎文学賞受賞作。
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会津藩滅亡に立ち会い、亡国の遺臣となった男は、逆風の時代をどう生きたのか。会津藩士・秋月悌次郎。そのサムライを、ラフカディオ・ハーンは「神のような人」と評した。朝敵となった会津のため、悌次郎は奔走する…。誠実に生きた文官の物語、完結。 2004/12/10 発売