機動部隊旗艦「大和」1
昭和一七年五月、連合艦隊は航空母艦を主力として米英の海軍を連破し破竹の進撃を続けており、南太平洋における日本の覇権の確立に向け、要衝ポート・モレスビー奪取を目指していた。だが米海軍も空母を前線に投入、空母対空母という史上初となる対決が繰り広げられることに。これが開戦以来無敵を誇ってきた機動部隊の深刻な問題を露呈させた。航空母艦という艦種自体が抱える弱点ー。事態を重く見た山本五十六は誰もが驚愕する決断を下す!
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機動部隊旗艦「大和」2機動部隊旗艦「大和」2
珊瑚海海戦の敗退によって明らかとなった空母機動部隊が抱える弱点、すなわち通信能力の不足と攻撃に対する脆弱さを一挙に解決するべく、戦艦「大和」を前線に送り出した。 この英断により、第一機動艦隊はソロモン海にて米艦隊に圧勝する。 連合艦隊はすぐさまニュージョージア島に前進、米豪分断作戦は成功するかに思えた矢先、米軍がガダルカナル島に上陸したとの情報が。 ラバウル基地から空爆を仕掛けるとともに、重巡「鳥海」率いる第八艦隊、さらに戦艦「金剛」「榛名」を主力とする第二艦隊も出動するが、米軍の飛行場建設阻止には至らない。 ついに第一航空艦隊あらため第三艦隊にも出撃命令が下り、戦艦「大和」は再び空母を率いて南洋へ向かうーー。 「ソロモンは彼らにとり、死守しなければならない重要拠点なのだ」 2024/10/21 発売