青天を衝け 三(3)
慶喜が将軍となり、心ならずも幕臣となった渋沢栄一。そんな折、慶応三(一八六七)年のパリ万国博覧会に派遣される徳川昭武ら使節団の随行員に選ばれ、渡欧を決意。産業発展めざましいフランスの地で、株式会社や銀行の仕組みを知り、官と民が平等の社会に影響を受ける。「大政奉還」の知らせを受けた栄一たちは、急遽帰国の途へ。徳川の時代が終わり、一変した日本の様子に栄一は驚きを隠せずー。話題の大河ドラマ「青天を衝け」第22回〜第31回の内容を収載した、完全小説版第3弾。
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大河ドラマ「青天を衝け」完全小説版、渋沢栄一の青春時代を描く第1巻いよいよ刊行! 「虐げられる身分のままでは終われない。俺は、武士になる!」 武蔵国血洗島村(現・埼玉県深谷市)、藍染めの原料となる藍玉作りと養蚕を営む富農の家に生まれた主人公・渋沢栄一は、頭の回転は早いが、大人や権力に物おじしない“やんちゃ坊主”に育つ。商才に長けた父の背中に学び、商売のおもしろさに目覚めていく栄一だったが、17歳の頃、人生を変える最初の事件が起こるーー。 幕末から明治へ、時代に翻弄され挫折を繰り返しながらも、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢栄一の、熱き青春の日々がここに始まる! 2021/01/29 発売
官尊民卑の世の中を変えるため、目指せ、攘夷の志士!ところがー従兄の渋沢喜作らとともに、尊王攘夷に傾倒していく渋沢栄一。江戸に出入りして同志を集め、ある暴挙を企てるが、実行直前にして断念することに。一転、幕府から追われる立場となった栄一は、喜作とともに京へ逃げる。そんな彼らに助け船を出したのが、徳川慶喜の側近・平岡円四郎だった。一橋家に仕えることを決意した栄一の運命が、再び大きく動き始める。話題の大河ドラマ「青天を衝け」第11回〜第21回の内容を収載した、完全小説版第2弾。 2021/04/28 発売
次々と転身を遂げ未来を切り拓いていく栄一の生涯、いよいよクライマックスへ! パリから帰国後、主君・徳川慶喜の隠棲する静岡で「商法会所」を設立するなど藩のために尽力していた渋沢栄一は、明治新政府から出仕の要請を受け、東京へ。いまだ武士の習わしから抜け出せない政府の中で「改正掛」を立ち上げて改革を推し進め、銀行の設立にも奮闘する。そして三年半後、栄一は官を辞し、民の立場で実業の一線に立つことを決意する。一筋縄ではいかない商人たちがうごめく世界に飛び込んだ栄一が目指すものとは? 通貨、税制、鉄道、郵便、銀行ーー今につながる日本の礎を、高い志を持って築き上げてきた栄一の生涯も、いよいよクライマックスを迎える。 第32章 栄一、銀行を作る 第33章 論語と算盤(そろばん) 第34章 栄一と伝説の商人 第35章 栄一、もてなす 第36章 栄一と千代 第37章 栄一、惑う 第38章 栄一の嫡男 第39章 栄一と戦争 第40章 栄一、海を越えて 最終章 青春はつづく 第32章 栄一、銀行を作る 第33章 論語と算盤(そろばん) 第34章 栄一と伝説の商人 第35章 栄一、もてなす 第36章 栄一と千代 第37章 栄一、惑う 第38章 栄一の嫡男 第39章 栄一と戦争 第40章 栄一、海を越えて 最終章 青春はつづく 2021/11/20 発売