青天を衝け 四(4)
明治新政府から出仕の要請を受けた渋沢栄一は、いまだ武士の習わしから抜け出せない政府の中で果敢に改革を推し進め、銀行の設立にも奮闘する。そして三年半後、栄一は官を辞し、民の立場で実業の一線に立つことを決意。一筋縄ではいかない商人たちがうごめく世界に飛び込んだ栄一が目指すものとはー。話題の大河ドラマ「青天を衝け」第32回〜第41回の内容を収載した、完全小説版ここに完結!
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虐げられる身分のままでは終われない。俺は、武士になる!武蔵国血洗島村(現・埼玉県深谷市)の藍玉作りと養蚕を営む富農の家に生まれた主人公・渋沢栄一は、頭の回転は早いが、大人や権力に物おじしない“やんちゃ坊主”に育つ。商才に長けた父の背中に学び、商売のおもしろさに目覚めていく栄一だったが、17歳の頃、人生を変える最初の事件が起こるー。幕末から明治へ、時代に翻弄され挫折を繰り返しながらも、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢栄一の、熱き青春の日々がここに始まる! 2021/01/29 発売
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官尊民卑の世の中を変えるため、目指せ、攘夷の志士!ところがー従兄の渋沢喜作らとともに、尊王攘夷に傾倒していく渋沢栄一。江戸に出入りして同志を集め、ある暴挙を企てるが、実行直前にして断念することに。一転、幕府から追われる立場となった栄一は、喜作とともに京へ逃げる。そんな彼らに助け船を出したのが、徳川慶喜の側近・平岡円四郎だった。一橋家に仕えることを決意した栄一の運命が、再び大きく動き始める。話題の大河ドラマ「青天を衝け」第11回〜第21回の内容を収載した、完全小説版第2弾。 2021/04/28 発売