小説むすび | 黒い炎と踊れ

黒い炎と踊れ

黒い炎と踊れ

東部の消防局を辞めてシアトル郊外の町に移ってきたマック・フォンタナは、頼まれて町の消防署長となった。だが、保安官兼任の話にはがんとして抵抗した。そもそもこんな田舎町に引っ込んだのは、幼い息子と二人でのんびり暮らすためだったのだ。そんな彼が保安官を引き受けたのは、エイプリルという若い娘のせいだった。彼女は、この町の外れに住む恋人ザヤックと連絡が取れないのはを心配してわざわざシアトルからやってきたのだ。娘の不安気な様子に同情したフォンタナは、シアトルの消防士だというザヤックの家を訪ねた。だが、家の中にはすでに何者かによって捜索されて目茶目茶に破壊されており、さらに裏の林には、拷問の傷痕も生々しいザヤックの刺殺体が残されていた!現役の消防士である著者が正義感あふれる元消防士の保安官フォンタナの活躍を迫力満点に描く表題作。

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