小説むすび | もみの木蔭で待ち伏せて

もみの木蔭で待ち伏せて

もみの木蔭で待ち伏せて

クリスマスの季節を迎え、出来の悪い生徒たちに慈悲の精神を教えるには、どうすればいいのかしら?英語教師アマンダは、ホームレスの人たちを招くクリスマス・パーティーを思いついた。ところが、生徒の親で、慈善家として名高い大物実業家クローセンが、その会場として自宅を提供すると宣言したものだから、パーティーはアマンダの意に反し、とても派手なものとなりそうな予感がしてきた。ことの成り行きに不安を感じながらも、アマンダは発案者として準備に奔走する。ところが、パーティー当夜、クローセンの屋敷が火事に見舞われ、焼け跡から主人の黒焦げの撲殺体が発見された。しかも、容疑が教え子でもあるクローセンの娘にかかったとあっては、アマンダとしてもほうってはおけない。恋人の若手刑事が制止するのもなんのその、ふたたび馴れない探偵となって…。美人教師が恋と推理に大活躍する好評シリーズ第二弾。

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