小説むすび | 誰の罪でもなく

誰の罪でもなく

誰の罪でもなく

いつもまずいときにまずい場所に居合わせ、金にならない厄介な事件ばかりを抱え込んでしまう私立探偵のシックススミス。例によって今夜も、合唱団の練習をこっそり抜け出した途端に死体が入った段ボール箱に蹴つまずき、犬猿の仲の警官からは犯人扱いされ、口うるさい伯母からは大目玉を食らう始末。おまけにナチの戦犯容疑をかけられた老人にまつわる騒動や、女性教師のセクハラ疑惑にまで巻き込まれ…怪事件、難事件の連続に自慢の強運ももはやこれまで。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP